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2008年11月18日 (火)

「なぜ君は絶望と闘えたのか」を読む

青年はこぶしを握りしめて震えていた

その記述から始まるハードカバーは、非常に苦しくなる内容でした。

山口県光市、その風光明媚な場所は、実は私も行ったことが何度かあります。

室積海岸の美しい白浜青松が目に入ってくるところ。ずっと海岸を沿って行き、一番南側に差し掛かった室積海岸のその一番南側に、光市母子殺害事件の現場となった新日鉄の社宅、その現場がありました。
真夏に行ったためか、太陽の光が空と海を美しく見せ、生い茂った樹木が光を和らげていたためか、誰も住まなくなった(ように見えた)その社宅は、不思議な静けさをかもし出していたことを覚えています。

こんなところであの事件があったことを思い出しながら、内容を読んでいく自分。
そして事件の概要は知っているつもりでも、その個人の気持ちとか状況、犯罪被害者である本村さんを支えた多くの人々のことは全く知りませんでした。
その全てがノンフィクションとして詳細を描いていることがすばらしいことでした。
自分の感想を述べてもだらだらとするだけな気がします。
事件はニュースでも何度も取り上げられたから知っている人は多いでしょう。たぶん、本村さんが非常に苦しみながらも進んできたからこそ、またそれをニュースで何度も目にしているからこそ共感したり、考えさせられる部分があるのだと思います。
自分自身の生き方への問いかけをしてしまう本になっています。

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